栃木の山 茶ノ木平 訪問日2014年05月11日 天候 晴れ

栃木 茶ノ木平 ●茶ノ木平アプローチ
茶ノ木平は第二いろは坂の明智平から、ロープウェイを利用して登るか中宮祠から登るルートが一般的です。何れも駐車場やトイレなどが完備されているのでマイカー登山には最適かもしれませんね。茶の木平だけでは物足りない方は半月山まで足を伸ばすとよいでしょう。今回利用した明智平からのロープウェイ料金は、大人の往復で730円です。終点の展望台からの眺めは日光の定番。なので、料金が高いか安いかは個人の判断に委ねます。

●茶ノ木平
茶ノ木平は中禅寺湖を囲む山々のひとつです。高山などを除けば最も標高が低い山。かつては中宮祠からもロープウェイが敷設されていましたが、現在では廃止となってしまいました。お陰で、茶ノ木平一帯はかつての静けさを取り戻し、ハイカー達の人気度も上がっているように感じます。山頂一帯は広大な平坦地で何処か山頂なのか悩むところです。細尾峠方面に1617メートルの三角点があるので、この場所と標高で山頂とするのが妥当でしょう。今回は厳密には三角点は通過しておらず
、1616メートル地点を通過しています。

茶ノ木平 ハイキングルート

栃木 茶ノ木平栃木 茶ノ木平
明智平からロープウェイで展望台へ。やって来たのは定員16人の可愛いゴンドラです。


栃木 茶ノ木平展望台から日光定番の景観です。決まり過ぎてる感満載です。どう撮っても絵葉書になってしまうのであった。


栃木 茶ノ木平栃木 茶ノ木平華厳の滝。これも、どう撮っても華厳の滝になってしまうのであった。あたりまえだけど・・・。


栃木 茶ノ木平栃木 茶ノ木平
薬師から延々と鳴虫山へと続く稜線。反対側には下から見上げた印象とはまるで違う丹勢山。


栃木 茶ノ木平白根山は半分だけ見えてる感じ。錫ガ岳は良く見えてるのですが、観光客の方々はさっぱりご存じないお山のようです。


栃木 茶ノ木平こっちのお山は観光客の方々も良くご存知でした。


栃木 茶ノ木平地図の一部が剥げ落ちて「ご案内」の役目を果たしていない案内板。インターネットに例えればリンク切れです。


栃木 茶ノ木平栃木 茶ノ木平
展望台の脇から遊歩道は始まります。観光客の方々も最初のピークまでは一生懸命登ったりしています。


栃木 茶ノ木平
アカヤシオ満載のピークなのですが、悪天候で相当の花が落花してしまったようです。
残念かもぉ〜。


栃木 茶ノ木平
1395メートルのピークを過ぎて送電線の通る尾根上は、男体山を正面に望む素適な草原になっていますよ。


栃木 茶ノ木平栃木 茶ノ木平
次は1453メートルの標高点に向かってユルユルと登っていきます。


栃木 茶ノ木平栃木 茶ノ木平次第に樹木もどっしりとした重量感のあるものへと変化していきます。


栃木 茶ノ木平
一旦緩やかになりますが、この先から茶ノ木平の端っこに向かってジワジワと登り一辺倒になっていきます。


栃木 茶ノ木平 雪も結構残っていたりします。


栃木 茶ノ木平栃木 茶ノ木平まだまだ早春の趣ですね。


栃木 茶ノ木平この辺りまで登ってくるといろは坂を走るバイク野郎の騒音も、ようやく少しは耐えられる音量になってきますよ。


栃木 茶ノ木平栃木 茶ノ木平
標高があがるにつれて、山々の姿も少しずつ表情を変えていきます。


栃木 茶ノ木平栃木 茶ノ木平冬の名残ももうじき消え去ろろうとしています。


栃木 茶ノ木平栃木 茶ノ木平
ウッドデッキの展望台から道は直角に左折します。
この辺りから先の一帯を茶ノ木平と考えて良さそう。


栃木 茶ノ木平平坦になった登山道を歩いて行くと分岐。右に行くと中宮祠方面となっていますが、笹が被ってあまり歩かれていないようです。一旦、細尾峠との分岐へ向います。大回りですが良く歩かれているようです。


栃木 茶ノ木平栃木 茶ノ木平
細尾峠との分岐を過ぎて半月山方面との分岐地点までやって来ました。ここから右に曲がって中宮祠方面へと向います。


栃木 茶ノ木平栃木 茶ノ木平
茶ノ木平半月峠線歩道と言うようですね。



付近は茶ノ木平自然観察
教育林となっているんだそうな。


栃木 茶ノ木平本日の目的地に到着。旧ロープウェイの駅舎跡地です。突然目の前が開ける瞬間は感動的。


栃木 茶ノ木平帝釈様と女峰様。


栃木 茶ノ木平白根様。手前は白檜岳とか白根隠山とか前白根とかの稜線。


栃木 茶ノ木平男体様の頂上アップ。二荒山神社の奥社とか鳥居とか山頂の剣とか下山する登山者とかが見えてます。


栃木 茶ノ木平白根様の頂上アップ。まだまだ雪が多いですね。


栃木 茶ノ木平栃木 茶ノ木平
中禅寺湖を挟んで、高山や白根山、錫ヶ岳
。南には社山と大平山と黒檜岳。


栃木 茶ノ木平本日の山行は山頂といえる場所はないけれど、このロープウェイ跡地がロケーション的にも最終目的地として差し支えないかと。


栃木 茶ノ木平栃木 茶ノ木平
すっばらしい青空でありますです。飛び込めそうなほど蒼い。


栃木 茶ノ木平栃木 茶ノ木平
帰路は表情豊かな木々を眺めながら帰ります。


栃木 茶ノ木平栃木 茶ノ木平
茶ノ木平がもう少し積雪が多くて水はけの悪い土壌だったら、広大な高層湿原になっていたかもしれませんね。

栃木 茶ノ木平栃木 茶ノ木平
山頂なのに平坦地が続きます。荒船山みたいなもんかな。



栃木 茶ノ木平展望は望めないものの牧歌的で美しい樹林帯が続きます。


栃木 茶ノ木平一面の笹原。もうちょっと複雑な植生だったらもっと楽しめたかもです。


栃木 茶ノ木平栃木 茶ノ木平自己主張の強い個性的な枝ぶりの木々が多いですね。


栃木 茶ノ木平栃木 茶ノ木平半月峠への道とお別れです。


栃木 茶ノ木平今度は細尾峠への分岐。細尾峠方面も笹が被っており、あまり歩かれていない様子。


栃木 茶ノ木平栃木 茶ノ木平
ウッドデッキのある展望台に戻ってきましたよ。右側が茶ノ木平への道、左側が明智平への道。かなり鋭角に曲がります。


栃木 茶ノ木平栃木 茶ノ木平展望台からはどんどん高度を下げていきます。


栃木 茶ノ木平栃木 茶ノ木平
茶の木平の山頂部のような深い森の雰囲気はありません。


栃木 茶ノ木平明るい雑木林の尾根です。


栃木 茶ノ木平栃木 茶ノ木平
アカヤシオが次第に目立つようになってきました。


栃木 茶ノ木平栃木 茶ノ木平
悪天候で花が吹き飛ばされていなければと思うとちょっと残念。


栃木 茶ノ木平間違いやすいかもの分岐。明智平からやって来るとこのように二股になっていますが、右が茶ノ木平への道です。左は栃木では定番となっている東電の巡視路です。


栃木 茶ノ木平栃木 茶ノ木平
送電線のある草原まで戻ってきました。午後の斜光で男体山が立体的に力強く眺められます。


栃木 茶ノ木平栃木 茶ノ木平
大展望は素晴らしいのですが、イチャつく観光客カップルがおりましてすっかり興醒めであります。


栃木 茶ノ木平茶ノ木平への稜線を振り返りながらロープウェイ駅へと戻ります。お疲れ様でした。


 


●駐車場
明智平の駐車場。
●トイレ
明智平の駐車場に清潔なトイレ。ロープウェイの終点にもトイレありますがショボイです。
●登山道
危険な場所はありません。多少分岐点に注意することと、歩かれてるルートとそうでないルートでは登山道の状況差が激しいです。
●備考
茶ノ木平では沢山の登山者と出会いました。
●主観的所要時間
3時間程度で戻って来られそうです(休憩含まず)。

●茶ノ木平の周辺地図

この記事に関する内容はあくまで主観的な印象を綴ったものです。
もし、登ってみようかなと思われたら、面倒でも最新の情報を収集されるようにお願いします。
登山道は季節により変化します。年数を経れば様変わりもしてしまいます。
無理をしない山行で楽しい想い出を沢山つくってくださいね。


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