栃木の山 日留賀岳 訪問日2009年05月23日 天候 晴れ

日留賀岳アプローチ
栃木 日留賀岳早朝から行動したい場合には、国道121号線を三依方面まで走り、T字路を右折して国道400号線に入ります。塩原に入ったら木の葉化石園の道標を目印に左折。中学校を過ぎると間もなく日留賀岳登山道を示す道標に従って左折。あとは道なりに走れば白戸地区となります。最奥の農家が小山氏宅なので、庭にある登山者用の駐車場をお借りすることになります。
●日留賀岳
男鹿山塊では一般登山者でも入山可能なのは、黒滝山と日留賀岳程度です。また、多くの部分で植林を免れているのでブナ、ミズナラ、ウダイカンバ、アスナロ等々の素晴らしい森林歩きが出来ますよ。高山植物も数多く、時期によっては全山花の山となります。山頂は高山帯となり360度の大展望。男鹿山塊という立地から、あまり見慣れない新鮮な角度から山々の展望を楽しめる、栃木百名山の中でも一押しの名山です。


 

日留賀岳 ハイキングルート

栃木 日留賀岳早朝、小山氏の庭から眺めた高原山。南に向かって緩やかに傾斜する高地は素晴らしいロケーションに恵まれています。

 


栃木 日留賀岳栃木 日留賀岳
庭にある小さいけれど心強い道標。登山者名簿に記帳し、手作りの素晴らしい登山地図を頂いた後は、御自宅の向かって右手から登山道が始まります。

 


栃木 日留賀岳裏手にある最初の鳥居。付近の竹林や植林は良く手入れされており里山風景のお手本のような姿。


栃木 日留賀岳栃木 日留賀岳
緩い九十九折りの道を登っていきます。土砂が流出して道が荒れないように、要所には水抜きの溝が掘ってある等、日頃の手入れが窺い知れる立派な登山道です。


栃木 日留賀岳栃木 日留賀岳
ギンリョウソウ発見。


栃木 日留賀岳まったく荒れていない美しい雑木林。登山道が植林地に入ると間もなく林道に飛び出します。


栃木 日留賀岳栃木 日留賀岳林道の傍らに建つ送電線の鉄塔。良い目安になります。ここまで登山口から3、40分程度。


栃木 日留賀岳栃木 日留賀岳
送電線の鉄塔からはしばらく比津羅山の中腹を巻くように林道歩きとなります。眺めの良い場所もあるので我慢ですね。高原山の山裾に塩原の温泉郷が箱庭のように望めます。


栃木 日留賀岳栃木 日留賀岳
林道終点に到着。ここまで林道を黙々と歩いて30分程
です。登山道は終点の左手から続いています。

 


栃木 日留賀岳登山道は更に比津羅山の裏手に廻り込むように巻いていきます最低鞍部がナタムロ沢乗越と呼ばれる場所。


栃木 日留賀岳乗越からは緩やかな登り道となり大きく右手にトラバースしていきます。樹相が次第に変化していきます。


栃木 日留賀岳栃木 日留賀岳
尾根に取りつくとそれまでののんびりした道から一転して急登の続く登山道となります。


栃木 日留賀岳栃木 日留賀岳
けれども、周囲のブナやミズナラなどの樹木が美しいのでかなり気分を紛らすことが出来ますね。


栃木 日留賀岳栃木 日留賀岳
登山道が再び穏やかになると周囲はアスナロ等の針葉樹の森となります
樹間からはこれから向かう日留賀岳への稜線が垣間見えます。


栃木 日留賀岳美しいアスナロの森。おなじ樹種仲間でも造林されたヒノキと自然のものでは針葉樹のイメージが全く違いますね。


栃木 日留賀岳栃木 日留賀岳
アスナロの森閑とした森を抜けると再びブナなどの落葉広葉樹林となります
。アスナロの森から下ってくると木製の鳥居が出迎えてくれます。しかも、二連式です。


栃木 日留賀岳栃木 日留賀岳
鳥居からようやく日留賀岳本体に取りつくことになりますが、ここから山頂直下まで周囲は庭園のような美しい森が続きます。


栃木 日留賀岳栃木 日留賀岳森の番人たち


栃木 日留賀岳次第に周囲が疎林となり高山植物の多い開放的な道となります。けれと゜も、残念ながらこの辺りから雲の中に入ってしまいました。


栃木 日留賀岳日留賀岳最後の雪。


栃木 日留賀岳頂上直下・・・つ、辛いっす


栃木 日留賀岳日留賀岳山頂到着。・・・なんも見えん。
なので、強風と寒さの中、他の登山者の方々が全員下山してしまっても更に1時間待機。絶対に晴れるという野生の感というか、まぁ、頑固なだけ。


栃木 日留賀岳栃木 日留賀岳
晴れたぁぁぁぁぁぁ〜。


栃木 日留賀岳日留賀岳から鹿又岳への展望。美しい山容を塩那道路という阿呆な道路がブチ壊してます。


栃木 日留賀岳栃木 日留賀岳
鹿又岳のアップ。
痛々しい塩那道路を前景に望む大佐飛山。訪問するには面倒な山ですが、道路が延びてそういう面倒な山が消えてしまったら、それこそ本当に悲しいことです。


栃木 日留賀岳栃木 日留賀岳
気を取り直して日光方面の展望。折り重なる山並みの彼方に、白根山が盟主の貫録で雪を纏っていました。


栃木 日留賀岳会津七ヶ岳の展望。


栃木 日留賀岳高原山の展望。小山氏が無用な心配してはいけないので、名残惜しいのですが、時間を考えてそろそろ下山です。


栃木 日留賀岳栃木 日留賀岳
日留賀岳の花々。


栃木 日留賀岳栃木 日留賀岳
日留賀岳の花々その2。


栃木 日留賀岳栃木 日留賀岳
高原山めがけて駆け下りるように下山開始。


栃木 日留賀岳栃木 日留賀岳
男鹿山塊の核心部。


栃木 日留賀岳栃木 日留賀岳日留賀岳で知り合った友人達。


栃木 日留賀岳栃木 日留賀岳日留賀岳で知り合った友人達その2。


栃木 日留賀岳栃木 日留賀岳個性豊かな友人達です。


栃木 日留賀岳栃木 日留賀岳
アスナロ森まで急ごうと思っても、森に引きとめられて道くさばかり。


栃木 日留賀岳栃木 日留賀岳急降下してからアスナロ森までの小道は公園のようなブナの道。


栃木 日留賀岳栃木 日留賀岳帰りたくねぇ〜。


栃木 日留賀岳栃木 日留賀岳
緑の海を泳いでいるような感覚ですなぁ〜。最高です。


栃木 日留賀岳小山氏宅では、カブやホウレン草などの野菜を買わせて頂きました。・・・結局、滅茶苦茶安価なので駐車代の御礼にはならなかったような。



●駐車場
白戸地区小山氏宅の庭に好意で数台程度。
●トイレ
小山氏宅で借りれます。
●登山道
危険な場所はありません。が、長いルートなので体力勝負。
●備考
日留賀岳では11人の登山者と出会いました。
●主観的所要時間
7時間半程度もあれば宜しいかと(休憩含まず)。
●日留賀岳の周辺地図

この記事に関する内容はあくまで主観的な印象を綴ったものです。
もし、登ってみようかなと思われたら、面倒でも最新の情報を収集されるようにお願いします。
登山道は季節により変化します。年数を経れば様変わりもしてしまいます。
無理をしない山行で楽しい想い出を沢山つくってくださいね。


 

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