栃木の山 奈良部山 訪問日2012年04月08日 天候 晴れ

奈良部山 ●奈良部山・丸岩岳アプローチ
奈良部山は国道293号から田沼で201号線に入り作原まで走ります。作原の二股を小戸川に沿って左に入ります。そのまま道なりに走ると未舗装の林道となりますが、そのまま頑張って進めば熊鷹山登山口に着きます。林道は幅員も狭く渓谷沿いの道なので、対向車とのすれ違いにはちょっと苦心します。尚、走行に注意すれば普通車で十分走行可能です。

●奈良部山・丸岩岳
奈良部山は丸岩岳に隣接する寂峰で、通常は丸岩岳からの往復で訪れる場合が多いようです。今回入山した熊鷹山登山口には奈良部山への登山道もあって、駐車地から直接奈良部山に登ることも可能です。但し、道標も少なく踏み跡も薄いのでGPSなどを携帯したほうが心強いかもしれません。熊鷹山登山口から奈良部山に至る尾根筋は好ましい自然林に覆われており、安蘇の山らしい素晴らしいハイキングが楽しめます。また、奈良部山から南東に至る稜線や彦間川から至るルートもありますが、岩場などもあるので経験者と同行したほうが良いでしょう。丸岩岳と組み合わせるか、熊鷹山まで縦走するのもお勧めです。

奈良部山・丸岩岳 ハイキングルート

奈良部山小戸川沿いの林道終点が熊鷹山登山口となっています。此処まで、幅員の狭い未舗装道路を走ることとなりますが、オフロードタイプでなくとも十分走行可能です。正面が熊鷹山へと続く登山道ですが、駐車場から更に延びる作業道路脇に、奈良部山を示す小さな道標が立てられています。


奈良部山作業道路から振り返って登山口の駐車場を見下ろします。週末なので結構賑わっていますよ。


奈良部山駐車場からすぐに作業道路が二股になっている場所に着きます。ここは左側の廃道同然の道へ降ります。


奈良部山小さな沢沿いに道標がありますよ。なので、対岸に渡ります。丁度堰堤の手前あたりの位置です。


奈良部山見上げる斜面・・・えらく急やないかい。


奈良部山伐採された急斜面を登ります。眼下には走ってきた林道や駐車場が見えてます。・・・はっきり言って転がり落ちそうでおっかねぇです。


奈良部山頭上に見えていた雑木の斜面に辿り着きましたが相変わらずの急斜面です。


奈良部山道もいまひとつはっきりしていませんが、こんな道標を見つけられれば道を外していない証拠です。もっとも眼下には常に林道や堰堤付近が見えていますので迷うことはないでしょう。


奈良部山急斜面を登り切って尾根に乗っかりました。このあたりでひと安心ですね。


奈良部山素晴らしく雰囲気の良い尾根にちっと感動。はっきりした登山道が無いので独り占め気分。


奈良部山奈良部山落葉しているので、これから向かう奈良部山、丸岩岳、熊鷹山を望みながら楽しい尾根歩き。


奈良部山尾根上の平坦地にある四つ目の道標。


奈良部山平坦地と急登を交互に繰り返しながら高度をあげていきます。なかなか快適な登りですぞ。


奈良部山二つ目の平坦地。奈良部山が随分大きく迫ります。


奈良部山再び急登が始まります。


奈良部山尾根上はこんな感じ。道ははっきりしないので適当に登ります。


奈良部山登山口から数えて五つ目の道標。


奈良部山再び緩傾斜。小笹などの下草も無いのでとても歩きやすいのです。


奈良部山この辺りで標高は900mを超えます。奈良部山の山頂も目前です。


奈良部山奈良部山南東からの主稜線と合流すれば奈良部山の山頂までもう少しです。ようやく踏み跡もはっきりして登山道らしくなってきましたよ。主稜線に合流したら右折します。


奈良部山北方向を望めば雪を纏った男体山や女峰山。


奈良部山奈良部山奈良部山の小さな山頂に到着です。


奈良部山雑木に囲まれた小さな山頂ですが、宜しい雰囲気ですぞ。


奈良部山山部さんのプレートもまだまだ頑張っておりますよ。


奈良部山奈良部山山頂休憩の後は丸岩岳へ向かいます。ここからはなんというか普通の登山道です。


奈良部山振り返って奈良部山を望みます。素敵な佇まいですなぁ。


奈良部山などとのんびり歩いていたら稜線が痩せてきましたよ。特に小戸川方面となる斜面側が急峻です。


奈良部山見あげれば岩場からおっさんが必死に降りてくるじゃないですかぁ〜。しかも落石三昧で下にいるとあぶねぇのです。


奈良部山なので、躊躇せず巻き道へ。


奈良部山巻き道から岩場の稜線を見上げます。


奈良部山迂回してから岩場を観察。普通に岩場を通過出来る方ならば、巻き道を使う必要もなさそうです。


奈良部山こちらが巻き道。彦間川に面した斜面を迂回しますが、かなり急斜面でもあります。


奈良部山岩場地帯を通過して更に高度を上げていきます。


奈良部山笹の目立つ林床となってきましたよ。


奈良部山振り返ると奈良部山の頂きを見下ろす高度となっています。


奈良部山正面は丸岩岳へと続く稜線。


丸岩岳彦間側に通じている石鴨林道の終点付近。歩きやすそうなのでこちらに移動します。


丸岩岳林道からは野峰が良く望めます。丸岩岳からの往復となると結構な距離がありますね。


丸岩岳気持ち良い林道をテクテクと歩いていきます。白樺などもチラチラと散見されて高原散歩気分です。


丸岩岳溶けたアイスクリームのような丸岩岳山頂部。茫洋とした雰囲気ですね。


丸岩岳林道の湾曲部から再び尾根道に移動します。この辺りは道もはっきりしませんね。


丸岩岳丸岩岳と奈良部山を示す道標。背後には作原を示す道標があるので三叉路のようになっています。


丸岩岳 必死で佇む石祠。倒壊寸前ですが頑張って欲しいものです。


丸岩岳振り返ってみた石祠。祠の先で道が二股になるので良い目印になっています。


丸岩岳丸岩岳への最後の登りです。


丸岩岳ちょっと寝泊まりには無理がある岩屋。


丸岩岳丸岩岳の山頂部は美しい雑木と笹原の空間です。


丸岩岳いちろう新道の道標。帰路、お世話になる予定です。


丸岩岳丸岩岳に到着。


丸岩岳
丸岩岳の山頂はこんな雰囲気。雑木が多いのですが熊鷹山、白根山、皇海山、袈裟丸山などが梢越しに望めます。


丸岩岳本日の山頂は快晴でありますよ。


丸岩岳帰路はいちろう新道を使うので、登ってきた道を再び降りていきます。途中、こんな大岩もありますよ。


丸岩岳踏み跡薄い右側の道が奈良部山への登山道。まっすぐ進む鮮明な踏跡が熊鷹山の登山口へと戻る道です。


丸岩岳いちろう新道の降り始めはかなりの急斜面。


丸岩岳急斜面を降りるとしばらくのんびりした平坦路が続きます。樹間から望むのは奈良部山。


丸岩岳笹と雑木の美しい尾根道です。平坦路からは左折して尾根の左斜面を進んでいきます。感覚的には登山口から離れていくような感じです。


丸岩岳しばらく尾根の左側の急斜面を降りていきます。


丸岩岳斜面は小さな支尾根に乗った道となります。


丸岩岳針葉樹の密生した場所に着いたら尾根の右側斜面を下ります。尾根通しに進むと岩場になって降りられません。


丸岩岳針葉樹に囲まれた場所からUターンするように斜面を降りていきます。トラロープなども張られていますよ。


丸岩岳尾根道から一転して涸れた谷筋の道となります。道形は落ち葉などではっきりしませんが、テープ類が豊富なので迷う心配はなさそう。


丸岩岳谷の右手にある小さな尾根に再びのっかります。この辺りから小戸川が眼下に望めるので目安になります。


丸岩岳後は尾根どおしに少しくだって行けば熊鷹山の登山道と合流します。


丸岩岳熊鷹山と丸岩岳の分岐地点には複数の道標があります。なので、こちら側から丸岩岳に登るのも特に支障はなさそうです。


丸岩岳小戸川に沿ってまっすぐ進めば熊鷹山。道標に従って左の小さな尾根に取り付けば丸岩岳となります。


丸岩岳小戸川沿いの登山道を下って駐車場へと戻ります。


丸岩岳丸岩岳なかなか美しい渓谷が続きますよ。


丸岩岳丸岩岳様々な滝があって楽しく歩けます。ネットでも沢山紹介されているので詳細は割愛。


丸岩岳駐車場から熊鷹山への登山道。


丸岩岳駐車場から奈良部山へと続く尾根を望みます。お疲れ様でした。


も少しお話の続きです。

栃木 奈良部山奈良部山に向かう林道を直進すると山葵田に突き当たります。背後の沢は伐採されて幼木が植えられています。


栃木 奈良部山興味本位で鹿除ネットから植林帯を登っていきます。なかなか良いルートを発見したものだと内心ほくそ笑んでおります。で、奈良部山の近くまで辿り着けるのですが・・・出口がありませんぞぉ〜。どっからも出られねぇ〜。なので敢え無く敗退。



栃木 奈良部山植林帯の中にはネットが張ってあるにも関わらず親子のカモシカが迷い込んでおりました。どっから入ったんだろ。



栃木 奈良部山山葵田の右側の尾根は結構奈良部山登山に使われている尾根のひとつ。奈良部山山頂から丸岩岳方面に少し行った場所が下降点になるようです。


栃木 奈良部山丸岩岳の山頂直下の北面には巻き道があるので山頂をスルーして熊鷹山と奈良部山を結べます。


栃木 奈良部山かつての参道跡なのでしょうか。立派な山道であった痕跡が伺えます。


栃木 奈良部山まあ、丸岩岳をパスしてどんだけのメリットがあるのかと言えば・・・う〜ん、う〜ん、やっぱりせっかくだから丸岩岳の山頂に行ったほうが良いのかも。おしまい。

 



●駐車場
小戸川の熊鷹山登山口に数台程度。
●トイレ
ありません。
●登山道
危険な場所はありませんが、奈良部山までは整備されたハイキングコースとはなっていません。なので、登りで使うと容易ですが下山で使うと判りにくく感じる場所があるかもしれません。奈良部山から丸岩岳、いちろう新道については特に問題はありません。全般、すっきりした歩き易い尾根道です。一応、地図、磁石、GPSなどを持参すると良いでしょう。熊鷹山登山道との合流地点から駐車地までは遊歩道気分で歩けます。
●備考
奈良部山ではひとりの登山者に出会いました。また、丸岩岳ではふたりの登山者に出会いました。
●主観的所要時間
4時間30分程度で戻って来られそうです(休憩含まず)。

●奈良部山と丸岩岳の周辺地図

この記事に関する内容はあくまで主観的な印象を綴ったものです。
もし、登ってみようかなと思われたら、面倒でも最新の情報を収集されるようにお願いします。
登山道は季節により変化します。年数を経れば様変わりもしてしまいます。
無理をしない山行で楽しい想い出を沢山つくってくださいね。

 

 


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