群馬の山 相馬山 訪問日2016年03月26日 天候 晴れ


相馬山アプローチ
群馬 相馬山相馬山に向かうには関越自動車道の渋川伊香保インターで下車。あとは、上毛三山パノラマ街道を道なりに走行して、伊香保温泉を目指します。温泉街を抜けたらそのまま道なりに榛名山に向かいます。ヤセオネ峠を過ぎて、ロープウェイへの道を右に分けて間もなく左手に県営グラウンドが見えてきます。途中、「静かな湖畔」が鳴ってしまいますが我慢しましょう。駐車場にはトイレもありますが、季節によっては閉鎖されているので注意してください。
●相馬山
相馬山は新期榛名火山に分類されますが、現在の山容は複数の火山活動によるものなので成り立ちは複雑。大きな溶岩ドームとして成長した後、南東方向に崩壊。その後、現在の二ッ岳周辺での大噴火により北側の山体も失って現在に至っています。なので、相馬山の山容は榛名の山々の中でも、その急峻さが際立っています。登路はヤセオネ峠からと、磨墨峠からのルートがメイン。かつて使われていた森林公園方面からのルートは、現在使用禁止になっています。磨墨峠の名称はスルスと読ませるので、ちょっとムリがあります。スルスミではないんですね。本来は磨墨岩の形状から、石臼のことを指しているようです

相馬山 ハイキングルート

群馬 相馬山伊香保温泉から榛名山に向かう途中にある展望台からは、雪を纏った上越の山並みが望めます。素晴らしいぃぃ。


群馬 相馬山群馬 相馬山
展望台からの水沢山はちょっとした丘のような感じ。麓からの姿とは随分と異なりますね。


群馬 相馬山群馬 相馬山
本日の駐車スペース「県営グラウンド」に到着。トイレもあるのだけれど冬季閉鎖中ってことで使えませんでした。


群馬 相馬山群馬 相馬山
相馬山に向かうにはまず広い原っぱを通り抜けていきます。稜線通しの道は帰路に使います。
原っぱの小道は「ゆうすげの道」という名称。


群馬 相馬山群馬 相馬山
春の雪は溶けるのも早い。草原からは耳を澄ますと雪が溶けていく音が聞こえてくるようです。


群馬 相馬山群馬 相馬山
左側には榛名富士、右側には磨墨岩。


群馬 相馬山正面に相馬山を望みます。カルデラ内から眺めるとちょっとした丘にしか見えませんね。一帯は「沼の原」と呼ばれていますが、湿原としては終焉を迎えてる雰囲気。乾燥化著しいので、いずれは灌木類や樹木などが進出してくるのでしょうね。で、左手の車道からは車が走行するたびに、「静かな湖畔」の旋律が強制的に聞こえてきます。都会のコンサルがしたり顔で考えたアイデアなんでしょうが、自然資産に対する節度がちょっと情けない。


群馬 相馬山群馬 相馬山「沼の原」を抜けると道は右折。外輪山に向かって緩く登っていきます。この辺りから多少雪も増えてきました。


群馬 相馬山群馬 相馬山
外輪山の稜線に着くと「関東ふれあいの道」に合流。相馬山の登り口まではふれあいの道を利用します。


群馬 相馬山峠のちょっと先にある東屋。磨墨峠の看板もありますよ。看板には磨墨峠という一風変わった名称の解説がされています。この文字そのまま読めばスルスミになりますが、スルスと読ませているのは、単なる当て字であるというオチでありました。で、磨墨岩自体が石臼のような形だから。石臼を磨臼とも言いますから、そこからちょっと訛っての結果なんですかね。群馬 相馬山振り返ると榛名の山並みと四角い磨墨岩が望めます。


群馬 相馬山群馬 相馬山稜線の北側を巻いていくように道がつけられています。北側斜面になるので雪も結構残っています。2回ほど長い階段を登っていきますよ。


群馬 相馬山「関東ふれあいの道」の道標。相馬山の登り口へはヤセオネ峠方面に向かいます。


群馬 相馬山群馬 相馬山北側斜面には一昨日に降った雪が残っていますが、日当たりの良い場所ではどんどん溶けちゃってますね。


群馬 相馬山磨墨峠から登ってきて初めてすっきりした展望が得られる場所。榛名富士とその周辺の山々が仲良く座しています。


群馬 相馬山群馬 相馬山
赤い鳥居を潜って相馬山へと向かいます。


群馬 相馬山群馬 相馬山
「関東ふれあいの道」とはここでさようなら。


群馬 相馬山群馬 相馬山相馬山の鳥居から先は、散歩道から一転して急登の連続となります。雪も残っているので慎重に登っていきます。


群馬 相馬山群馬 相馬山
もぉひとつの鳥居。登山道の周辺にはいろんな石碑が建っており、信仰の山らしい雰囲気です。


群馬 相馬山群馬 相馬山
しばらく鉄ハシゴやら鎖場やらの道が続きますよ。おかげで短い距離でどんどん高度を稼ぎます。


群馬 相馬山群馬 相馬山緩やかになった登山道をしばらく進むと再び鳥居。ここは既に山頂の一角です。


群馬 相馬山群馬 相馬山
相馬山の山頂に到着。案外狭い山頂なので譲り合いの精神が大切。


群馬 相馬山群馬 相馬山
山頂の様子。黒髪神社を中心に石碑や石像が立ち並んでいますよ。というわけで、北面は建物や雑木で遮られちゃいますが、南面に向かっての展望は素晴らしいぃぃ。


群馬 相馬山群馬界隈の関東平野。何処までも切れ目なく続く人々の営み。


群馬 相馬山ちょっと霞んで残念な秩父や西上州。


群馬 相馬山山頂の鳥居。本日の青空は綺麗です。


群馬 相馬山群馬 相馬山下山は雪があるのでゆっくりと。


群馬 相馬山群馬 相馬山鉄ハシゴを使わないほぉが危険でなかったりします。


群馬 相馬山群馬 相馬山クサリにしがみついて慎重にって騒いでいるのはボクだけ。日頃からジブ系で鍛えているので、雪の中での歩行とバランス感覚はボクよりずぅっと安定しているのであった。


群馬 相馬山群馬 相馬山
朝の時間帯に較べて確実に減っている雪。春の雪ってのは消えていくのも早いんですね。


群馬 相馬山帰路は磨墨峠からそのまま「関東ふれあいの道」を辿ります。で、磨墨岩を見上げます。


群馬 相馬山群馬 相馬山
磨墨岩は雪が無い時にでも登ってみます。


群馬 相馬山磨墨峠岩を過ぎると再び展望が開けますよ。


群馬 相馬山群馬 相馬山
振り返ると相馬山がカルデラ内から眺めるのとは異なり、堂々としていてカッコいいのです。


群馬 相馬山群馬 相馬山
榛名富士に隠れて見えにくかった掃部ヶ岳もようやくすっきりとご対面。


この時間帯になってくると、雑木林も立体的な陰影がついて素敵なのです。


群馬 相馬山外輪山から最後の展望。三ツ峰山とか天目山とか。


群馬 相馬山雪があると機嫌が良いのでした。


群馬 相馬山群馬 相馬山あとは「松之沢峠」に向かって下るだけ。「関東ふれあいの道」なので使い物にならん階段が延々と続きます。


群馬 相馬山群馬 相馬山
車道に到着。ここからスタート地点の「県営グラウンド」までは数分程度。


群馬 相馬山帰路はちょっと寄り道して榛名湖観光。


群馬 相馬山群馬 相馬山
いまだ登ったことのない榛名富士を望みます。本日、行ってみようかとも思ったのですがメンドクなって割愛。


群馬 相馬山伊香保温泉に向かう途中の展望台から午後の赤城山。


群馬 相馬山仙ノ倉とか万太郎とかその辺り。


群馬 相馬山谷川とか笠とか朝日とかその辺り。


群馬 相馬山
・・・誰か山名を教えてくだされ。わからん。


群馬 相馬山群馬 相馬山
上州武尊山も雪が消えたら登ろうかと画策中。


群馬 相馬山今日も良いお天気でありがとう。


●駐車場
県営グラウンド駐車場。

●トイレ
県営グラウンド(冬季は閉鎖らしい)にあります。かなり切迫した状況であれば、ロープウェイ駅に綺麗なトイレ有ります。
●登山道
登山口からゆうすげの道は散歩道、磨墨峠を含む関東ふれあいの道も危険箇所ありません。相馬山自体には幾つかクサリや鉄ハシゴが設置されていますが、無雪期であれば問題無いです。尚、山頂から森林公園方面へは下山しないように要注意。
●備考
相馬山では8人のハイカーの皆さんと出会いました。
●主観的所要時間
相馬山往復で約3時間程度(休憩含まず)。
●相馬山周辺の地図


この記事に関する内容はあくまで主観的な印象を綴ったものです。
もし、登ってみようかなと思われたら、面倒でも最新の情報を収集されるようにお願いします。
登山道は季節により変化します。年数を経れば様変わりもしてしまいます。
無理をしない山行で楽しい想い出を沢山つくってくださいね。

 

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