栃木の山 安ヶ森山 訪問日2012年05月19日 天候 晴れ

栃木 安ヶ森山 ●安ヶ森山アプローチ
安ヶ森山は国道121号から五十里湖の湯の郷トンネル出口の信号で左折。湯西川温泉に向かう249号は、現在ダム工事とそれらに伴う付帯工事で様変わり。249号もトンネルが連続する新しい道路にリニューアルされました。で、気になるのは周辺の山々への登山ルート。この大規模工事によって、湯西川からの登山が不可能になってしまった山も多いのではないかと。さて、249号から真新しい街並みを抜けたら、道路標識に従って安らぎの森へ進みます。ここからは安ヶ森林道を走って安ヶ森峠まで全面舗装の林道が続きます。峠には2、3台の駐車が可能。

●安ヶ森山
安ヶ森山は帝釈山脈に位置する栃木、福島県境の山です。一般登山者を受け入れる数少ない帝釈の山として貴重な存在です。山頂からは遮る物のない360度の大展望が広がります。
峠からは短時間で往復出来るので、もっと人気が出ても良いような感じもします。登山道はありませんが、山頂まで明瞭な踏跡が続いています。

安ヶ森山 ハイキングルート

栃木 安ヶ森山本日の安ヶ森林道は通行止め。仕方ないので、やすらぎの森先から徒歩で安ヶ森峠へと向かいます。脇から無理矢理進入も出来ますが、まぁ、理由があるから設置しているわけでもあるしね。


栃木 安ヶ森山完全舗装路の林道歩きは足に辛いのです。普通に登山靴なので尚更です。けれども通行車両も皆無なので、新緑を愛でながらのんびりとは歩けますが。


栃木 安ヶ森山標高が上がるにつれて空が広くなってきて気持ち良いのです。栃木側の展望が開けてきましたよ。で、このなかなか立派な山の名前をどなたか教えて頂けたらと思います。


栃木 安ヶ森山出来れば、こっちの山の名前も知りたいので宜しくお願いします。あまり訪問しない地域なのでさっぱりなのです。


栃木 安ヶ森山鋭意作業中の重機。崩落してきた土砂を除去しています。なんというか、誰の目にも触れることのない場所で、黙々と作業するお父さんの姿は渋くて格好良いですなぁ〜〜。復旧作業、ありがとうございます。


栃木 安ヶ森山んで、ここが崩落現場。先程の重機が作業していた場所まで崩れ落ちたのですね。安ヶ森林道は全般脆い砂質の山体に通した林道なので、メンテナンスもそれなりに大変なようです。小さな崩落は各所に見られます。


栃木 安ヶ森山峠に近づくと素晴らしい展望が待っていましたよ。素晴らしいのですが、山名が判りません。・・・メールお願いします。安ヶ森から西に続く県界上の山なのですが。


栃木 安ヶ森山ようやく自分でも判る山々が見えました。左から女峰山、小真名子、太郎山。裏側から見ているの構図ですね。


栃木 安ヶ森山千メートルそこそこの標高なのに林道脇に雪発見。落ち葉が覆っていたので溶けずに残ったようです。


栃木 安ヶ森山ようやく安ヶ森峠の切通しに到着です。この辺りからは木々も芽吹いたばかりですね。


栃木 安ヶ森山福島県側は未舗装のダートになっています。多少の駐車スペースがあります。これでもおじさんは過去、オフロードバイクライダーでいろんな林道を走り回っていた時期があったのですよ。まぁ、腰とお尻が辛いので引退してしまいましたがねぇ。案の定、通行止めでもオフロードライダー達は、特に問題なく通過しているのであった。


栃木 安ヶ森山栃木 安ヶ森山峠からの取付場所。尾根を挟んで左右二箇所ありますが、手前から登る写真のポイントのほうが良さそうです。もう一箇所は登りだしが砂の壁で宜しくない感じです。


栃木 安ヶ森山尾根に登ると一本の枯木が峠を見下ろしています。。


栃木 安ヶ森山尾根からはしっかりした踏跡が続いています。テープや布なども豊富です。付近はイワウチワも多いので、時期が良ければ綺麗な花々を鑑賞出来そうですね。


栃木 安ヶ森山尾根を登り切ると一つ目のピークです。ここまでは稜線通しで踏まれています。


栃木 安ヶ森山標柱が埋め込まれています。地図上で1250メートルのピークとなっています。


栃木 安ヶ森山1250メートル峰からやや北よりに進路を変えて下りていきます。


栃木 安ヶ森山今度は地図上の1221メートルピークに向かって細い稜線をダラダラと下降していきます。途中、シャクナゲなどが開花していましたよ。


栃木 安ヶ森山細い稜線上から望む安ヶ森山。ルート上から望めるのは唯一この辺りだけのようです。


栃木 安ヶ森山南側には高原山が望めます。


栃木 安ヶ森山細い稜線を振り返ります。


栃木 安ヶ森山地図上の1221メートル峰は余り目立ちませんが、ここから暫く広い稜線遠しに進んでいきます。


栃木 安ヶ森山笹の多い雑木の道を進みます。


栃木 安ヶ森山栃木 安ヶ森山この辺りも踏み跡は明瞭です。


栃木 安ヶ森山シャクナゲの多いピークを過ぎてから登路は稜線通しではなく、暫く福島側の斜面を巻いていきます。


栃木 安ヶ森山稜線通しはこんな感じ。


栃木 安ヶ森山栃木側が急峻なので福島側の斜面か踏まれているのかも知れませんね。まぁ、ヤブ大好きな方はそのまんま進んでも間違いではありません。


栃木 安ヶ森山栃木 安ヶ森山安ヶ森山との鞍部まで稜線を巻いていきます。踏み跡が明瞭なのはここまで。安ヶ森山の斜面に取り付くと踏み跡はいまひとつ判然としません。


栃木 安ヶ森山最初はゆるやかな斜面なのですが・・・。


栃木 安ヶ森山次第に尋常ではない傾斜になってきましたぞ。笹と落葉で滑り易いのです。


栃木 安ヶ森山山頂直下の大岩。この大岩を目指して登っていけば間違いありません。


栃木 安ヶ森山大岩からは左の稜線に向かって斜上していきます。


栃木 安ヶ森山見下ろすと結構な傾斜であります。


栃木 安ヶ森山細長い安ヶ森山の頂稜です。鞍部に登りついたら右側の丸いピークに向かって登ります。


栃木 安ヶ森山鞍部から望んだ安ヶ森山。


栃木 安ヶ森山安ヶ森山山頂に到着しました。山部さんと栃木の山紀行さんがここでも仲良く頑張っていましたよ。山部さんからはプレートは記念に持ち帰っても良いよなどと言われていますが、やはり健気に頑張っているプレートを見ると失敬する気になれませんなぁ〜(笑)。


栃木 安ヶ森山素晴らしい展望の頂に埋設された三角点です。


栃木 安ヶ森山林道でヤンキーなヒキガエルに睨まれて未だ登れず、憧れの荒海様です。こっから見ると楽しく安ヶ森山から歩けそうなのが怖い・・・。恐ろしいヤブコギ地獄はこっから眺める限りその片鱗も伺えないのです。一番左が次郎岳なのかな。


栃木 安ヶ森山男鹿山塊西の盟主、日留賀岳様と塩那道路の爪あとが痛々しい鹿又岳様です。


栃木 安ヶ森山日光の山々。女峰様、太郎様、白根様の面々。あとは重なり合っちゃって良く判りませんなぁ〜。で、女峰の左側が明神ヶ岳かな。



栃木 安ヶ森山会津の名峰、会津駒ケ岳・・・多分。三岩岳だったらごめんなさい。


栃木 安ヶ森山せっかくなので女峰様のアップ。成層火山とは到底思えないほど複雑に開析が進行しております。


栃木 安ヶ森山重なってるのは小真名子、大真名子、男体山みたいです


栃木 安ヶ森山裏側から見る太郎山はなかなかの凛々しいお姿。女峰、小真名子、太郎など、川俣側からの登路が充実していたら楽しいと思うのですが。


栃木 安ヶ森山5月下旬にもなるのにこの圧倒的な雪の量。会津の山々は素晴らしい。


栃木 安ヶ森山荒海山をこんな至近距離から全体を眺めるのは初めてです。


栃木 安ヶ森山荒海山の更に左側の座す山。・・・う〜ん、勉強不足で山名とか判りません。


栃木 安ヶ森山高原山も見えています。


栃木 安ヶ森山安ヶ森山山頂から南西の眺め。


栃木 安ヶ森山安ヶ森山山頂から南東の眺め。


栃木 安ヶ森山安ヶ森山山頂から北東の眺め。


栃木 安ヶ森山安ヶ森山山頂から北西の眺め。


栃木 安ヶ森山栃木百名山にも引っかかっていない安ヶ森山ですが。峠からの往復では簡単過ぎて登山者の食指も動かない安ヶ森山ですが。簡単でも観光客には難儀な道程なのでやはり敬遠されてしまう安ヶ森山ですが。あぁ〜、それでも、やはり、この360度の大展望は素晴らしすぎますぞ。


栃木 安ヶ森山栃木 安ヶ森山感動的大展望の山頂をあとにして下山します。


栃木 安ヶ森山鞍部付近の古木。素晴らしい。


栃木 安ヶ森山安ヶ森山の頂稜を振り返ります。


栃木 安ヶ森山シャクナゲ鑑賞。行く手を阻んでなければシャクナゲもまた良し。



栃木 安ヶ森山まだようやく咲き始めたばかりです。


栃木 安ヶ森山緑のシャワーの中を歩く雰囲気。


栃木 安ヶ森山全般、安ヶ森山への急登部分以外では踏跡は明瞭。急登の箇所でもテープ類は必要十分であるし、見あげれば大岩が位置確認の良い目印になります。


栃木 安ヶ森山空を見上げて一枚。


栃木 安ヶ森山スタート地点の枯木の佇む尾根に戻りました。


栃木 安ヶ森山心が揺れてしまうほどの快晴ですなぁ〜。


栃木 安ヶ森山安ヶ森峠に到着。


栃木 安ヶ森山栃木 安ヶ森山峠周辺は新緑の時期。紅葉と並んで木々が最も輝く季節ですね。


栃木 安ヶ森山林道から辿ってきた尾根筋を見上げます。


栃木 安ヶ森山帰路、林道から一箇所だけ安ヶ森山を望める場所がありました。


栃木 安ヶ森山栃木 安ヶ森山尾根筋を外れると安ヶ森林道はユナゴ沢に沿って下っていきます。とても可愛らしい雰囲気の沢です。


栃木 安ヶ森山安らぎの森まで戻って来ました。周辺はキャンプ場施設として整備されています。


栃木 安ヶ森山安らぎの森と安ヶ森林道。


栃木 安ヶ森山249号線とのT字路にある看板。安ヶ森林道に入る目印になります。


栃木 安ヶ森山同様に道路標識も整備されているので林道入口で迷うことはないと思います。


●駐車場
安ヶ森峠に2、3台程度いけそうです。通行止めの場合は臨機応変に。
●トイレ
ありません。麓の安らぎの森にあります。
●登山道
危険な場所はありません。黄色、赤テープなどの目印は多すぎるくらい。なので、道迷いの可能性も殆ど無いでしょう。踏み跡は全般しっかりしています。安ヶ森山に取り付いた最後の急登の部分で多少乱れていますが、テープ類はしっかり付けられています。安ヶ森山から先の稜線は、簡単そうでも踏み込まないほうが無難。熟達者にのみ許された世界です。

●備考
安ヶ森山では誰とも会いませんでした。
●主観的所要時間
安ヶ森峠からの往復であれば1時間40分程度。今回は林道が通行止めだったので、林道歩きを含めて往復6時間以上かかりました(休憩含まず)。

●とても参考になりました
「栃木の山283」
山部さんのプレート設置が2003年ですから10年近くも安ヶ森山のプレートは頑張っていることになります。
●安ヶ森山の周辺地図

この記事に関する内容はあくまで主観的な印象を綴ったものです。
もし、登ってみようかなと思われたら、面倒でも最新の情報を収集されるようにお願いします。
登山道は季節により変化します。年数を経れば様変わりもしてしまいます。
無理をしない山行で楽しい想い出を沢山つくってくださいね。

 

 


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